グッドデザイン賞審査員、ビジネス・知的財産権ストラテジストの日高一樹さんが“具現化アプローチとしての知財戦略”を話ます。 “オープン・イノベーション”で重要なのは、組織の垣根を越え新しい価値を作っていくこと。それに伴い忘れていけないのが、そこから生まれる「知財は誰のものかという視点。それは将来の価値予見、ビジネス化のための知財」の話です。ところが多くの場合、アイデアが具現化された未来を想像できていないのではないでしょうか? それはビジネス化へのロードマップが見えていないことと同じ。時間が経てば調整も困難になっていきます。 今回、わたくし日高一樹が「知財」を考える際の、“具現化アプローチとしての知財戦略”について、エピソードを元に話してみたいと思います。私は過去に様々な企業に向けて、企業価値向上のためのブランド構築手法とそのための知財戦略・マネジメント手法の開発を提供してきました。 それは「