UNIXの著作権をめぐる訴訟で、米控訴裁判所が米SCO Groupを支持する判決を下した。一審判決を覆し、SCOにUNIXの著作権を認めた。 この訴訟は、2003年にSCOが起こした訴訟に端を発する。SCOは、Linuxが同社のUNIXのコードを盗用していると主張し、米IBMなどを訴えた。Novellはこれに関連して、「SCOはUNIXの著作権を保有していると言っているが、著作権はNovellにある」と主張。NovellがUNIXをSCOに譲渡した際に、著作権はSCOに渡さなかったと説明していた。米連邦地裁は2007年に、UNIXの著作権はNovellにあるとする判決を下した。 しかし控訴裁はこの地裁判決を覆し、UNIXの著作権はSCOが保有していると判断した。ただし、地裁判決のうち、SCOは約300万ドルのロイヤルティーをNovellに払わなければならないとする部分は支持している。 No