Tweet 県競馬組合(管理者・達増知事)は25日、4月2日に予定していた2011年度の岩手競馬の開幕を5月14日に延期することを決めた。東日本大震災で水沢競馬場などが被災。同競馬場の3開催(18日間)を中止し、盛岡開催からスタートする。売り上げ減少は避けられない上、復旧費は1億円以上になる見通し。単年度収支均衡が存続条件となっている岩手競馬は、正念場の1年を迎える。 11年度は来年1月までの21開催(124日間)で179億円の売り上げを見込んでいた。昨年は序盤の3開催で約27億6900万円を売り上げた。 日程的に開催日を増やすことはできず、売り上げは大幅に下方修正せざるを得ない。赤字を回避するためコスト調整を迫られる可能性もある。 復旧費の捻出も大きな課題。地震で水沢競馬場のスタンドや床に亀裂が入ったり、天井が落下したほか、宮古や釜石のテレトラック(場外馬券売り場)では海水流入で大きな被