岩手地熱株式会社※1(以下、「岩手地熱」)は、岩手県松尾八幡平地域において、2019年1月29日より地熱発電所の本格運転を開始した。出力7,000kWを超える発電所の稼動は国内では22年ぶりとなる。 岩手地熱は、2011年10月に松尾八幡平地域における地熱開発を目的に設立され、2013年から構造試錐井の掘削を進めており、2017年に事業化を決定し、同年4月より発電所の建設を進めていた。 本プロジェクトは再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)を活用し、発電した電力は東北電力株式会社へ売電し、アーバンエナジー株式会社※2が特定卸供給先となっている。 また、本プロジェクトは、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構から助成金や出資を受け、債務保証対象事業として採択された国内初の案件になっている。 岩手地熱と出資各社は、松尾八幡平地域における地熱発電所の安定稼動を通じて、再生可能エネルギー