先日、男にディズニーランド旅行に誘われたので、ブチキレて哀しくなった。私は絶叫マシーンもディズニーキャラクターも全く好きでないからだ。彼は、私がキレた理由もわからず、 チケット手配したのにと寂しく俯いていた。私も何故そんなに怒っているのか自分でもよくわからなかった。ディズニーランドは私と行かなくてよい。行きたいのなら、ディズニーが好きな女を探せばいい。 ふとここ数年間で、親密になった男達を思い出た。た。彼らは、助手席に私を乗せ、計算され尽くしたであろうデートプランを手慣れたエスコートしてくれた。 どれも、楽しくなかった。決まったコース、決まった会話。テンプレート、テンプレート、テンプレート。 その時、私は人間ではなく、ただの女であった。概念として存在し、実態はない。肉体はあるが精神はない。 私も、彼らを暇つぶしだとか財布としてしか見ていないのかもしれない。彼らも私にとって、男という記号だっ