『日経サイエンス』 2008年12月号 の特集記事「ネットが蝕むプライバシー」を読む。 『日経サイエンス』とプライバシー特集ってなんか毛色が違う感じがしたが, この特集記事ではプライバシーの問題をコンピュータ・サイエンスとして扱っているようだ。 したがって, 内容的にはコンピュータやネットワークのセキュリティに関する記事が多い (なのでプライバシー問題の特集だと思って読むと拍子抜けするかもしれない)。 この分野に関心のある方は手にとって読んでみることをお薦めする。 個人的には最初の「プライバシー2.0を考える」以外は面白かった。 一番面白かったのは「プライバシーに無分別な若者」という記事。 結構アレなタイトルだが, 「多くの若者が,日常生活のきわめて私的な内容を ソーシャルネットワーキングのウェブサイトで公開している これはプライベートとパブリックの境界線が大きく変化する前触れだ」 という