音楽は無料となった。SoundCloudやBandcampには日々、第一線で活躍する世界中のアーティストが、無料であることが信じられない楽曲を放流し続けている。 日本でも10年以上前から、�音楽を無料で配信する“ネットレーベル”なる集団が勃興してきた。�その10年の歩みは、日本の音楽シーンの歩みとも符号する。 インターネット上で、無料ダウンロードで楽曲をリリースし続けるネットレーベル・Maltine Records(マルチネレコーズ)が、2015年をもって設立から10周年を迎えた。 クリエイティヴ・コモンズによるダウンロード音源のコンスタントなリリースという試みや、レーベル主宰のイベントも精力的に行ってきた同レーベル。 これまでにtofubeatsさんやbanvoxさんをはじめ、第一線で活躍するアーティストを多数輩出し、現在の音楽シーンに大きな影響を与えるなど、日本最大級のネットレーベルと
天へようこそ ついに8月2日(日)にMaltineRecords10周年記念イベント「天」が開催されます。 そのイベントに向けた記事をこちらで書いていくのでよろしくお願いします。 ―Maltine Records主宰 tomad tofubeats 1990年生まれ、神戸で活動を続けるTrackMaker/DJ。 学生時代からインターネットで活動を行い、SMAP、YUKI、ももいろクローバー、Flo Rida、Para One、くるり等、ジャンルを問わず様々なアーティストのリミックスを手掛ける。 プロデューサーとしてもlyrical school、9nine、Negicco、でんぱ組inc.と いったアイドルやアーティストに楽曲提供をしており、SONY、SEGA、SHIPS、KOSE、CONVERSE、LUMINEなど、TVCMやwebCMの音楽制作等も多数。 ソロアーティストとしてはスマ
2015・2・7成果公表,授業紹介,読みもの ネットレーベルとメジャーレーベル ―― tofubeatsさんインタビュー(1) 音楽コース1回生の必修科目「基礎実習5Z」(担当:谷口文和、秋吉康晴、長門洋平)では、音楽や文化について情報発信するために必要なスキルや考え方を学びます。資料調査や取材のやり方、記事の書き方などを練習した上で、チームに分かれてフリーペーパーやウェブサイトの制作に取り組みました。 この実習では2014年10月15日にミュージシャンのtofubeatsさんをゲスト講師に迎え、インタビュー形式でお話を伺いました。2時間以上に及んだインタビュー録音を素材として、学生一人ひとりが各自の関心にもとづいて発言を編集し、画像やリンクも含むブログ記事を作成しました。 提出された記事から、テーマの異なる4本を選んで掲載します。話し言葉をウェブの読み物へと作り変える工夫にも注目して読み
A breakdown of Japan's thriving netlabel scene—a web-native realm where artists create their own aesthetic rules and distribute their music as they please. Artwork by inumoto and featured on the cover of Go-qualia’s Girl of Synesthesea, the first release by Japanese netlabel Bunkai-Kei Records London online label PC Music has become a much-buzzed-about—and divisive—entity over the course of 2014 v
高校時代はバンドを組めず、音楽が好きな仲間とつながるチャンネルはインターネットしかなかったtofubeats。しかしそこから生まれた音楽はなによりも時代にフィットするものだったという。彼はこの雑誌で、ネットレーベル・Maltine Recordsとそこで育った新世代の“音楽ギーク”たちによる10年の歩みを回想する。 この特集ページではtofubeatsが書いたテキストのほか、Maltine Records主催イベント「lost decade」のメンバーであるtofubeats、tomad、DJ WILDPARTY、okadadaがフォーマルなタキシードを着てボーリング場でパーティをする写真も掲載。4人がセレクトしたMaltine Records作品の傑作選や、Maltine Recordsとtofubeatsの10年間をtomadがまとめた年表も読むことができる。
ビギナー揃いを公言しているわがMikikiネット音楽部、過去2回はイントロということで、私たちのいまさらな初心者ぶりを恥ずかしげもなく露わにしてみましたが、今回からネット音楽について詳しい人から話に訊いてみることにしました! まず最初は、インターネット界隈から登場したアーティストのなかで、いまもっとも活躍していると言っても過言ではないtofubeats氏を鎌倉まで追いかけて直撃。インターネット育ちだからこそと言うべきか、知らなかったよ……そんなこと……というお話が満載でした。もしかしたら知らないほうがおかしいことなのかも(泣)と思ったりしたけど、まあいいか! ――すでにさまざまなインタヴューで話していらっしゃると思いますが、改めてtofubeatsさんが自身でトラックを作るようになった経緯を教えていただけますか? 「中学の頃、親にベースを買ってもらって。本当はバンドを組みたかったんですけど
「1」 みんな誰も何も言わないけれど、それはもう死んでいるのだった。 三谷幸喜曰く「人は二度死ぬ。一度目は肉体的な死、二度目は友人が語らなくなる死。」とのことですが、 ネットレーベルはとうに二度死んでいるのだった。 「2」 ボクはいつだって「デカイ一発」を待っていた。20年前学生が暴れていた時、「お、デカイやつがくるぞ!」と思った。アポロが月に行ったり、石油がなくなりそーだったり、ソ連がどっかに侵攻したり、昭和が終わりそうだったり、そのたびに「今度のはデカいぞ」と思った。だけどどれも震度3、ブロック塀が倒れるテード。顔をみあわせ、「すごかったね」で笑って終わりだ。 (しりあがり寿『夜明ケ』あとがきより)
前回に続き、プランナーの土屋泰洋さんが「Maltine Records」を主催するtomadさんにお話を伺っています。幻想のクラブミュージック、そして、これからのインターネットと音楽とは…。 クラブに行くより先にクラブミュージックを作る 土屋:クラブミュージックってフロアと切り離せない、物理的で肉体的な音楽だと思うんです。曲を作るときに、例えばDJとしても活動している人ならフロアで流して反応を見ながら作れるけど、自宅で作ってインターネットで完結する人はフロアの反応が見えない。そうすると、曲の作り方でフロアとの呼応具合が変わってくるかもしれないと思うんですけど、実際イベントをして何か感じますか。 tomad:まず最近のクラブミュージックって、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)のような分かりやすい方向と、アンダーグラウンドな方向に、二極化してると思うんですよ。アンダーグラウンドな
world's end girlfriend主宰のレーベルVirgin Babylon Recordsから発表される、Go-qualiaの2枚組の新作『Xeno』がものすごい。「人類が観測しうる宇宙」を表現した『Xeno -Catasterismi-』、「星の一生と死」を表現した『Xeno -Remnant-』というタイトルが付けられたこの作品は、エレクトロニカの範疇を軽々と飛び越え、まさに聴く者を異次元へと連れ去るかのような、強烈な体験をリスナーに与えるものだ。話を聞いてみると、Go-qualia自身は、宇宙をスピリチュアルなものとしてではなく、あくまで物理的な観点から捉えているというのも面白いし、女性シンガーソングライター・やなぎなぎと声優の門脇舞以をゲストボーカルに迎えるなど、越境精神も非常に旺盛。昨年同レーベルからリリースされたXinlisupremeにも通じるような、驚愕の作品な
tofubeatsがワーナーミュージック・ジャパンと契約。RIP SLYMEや神聖かまってちゃん、きゃりーぱみゅぱみゅなどが所属するレーベル、unBORDEからメジャーデビューすることが発表された。 これについてtofubeatsは「就職活動の甲斐あって、ワーナーミュージックジャパン/unBORDEさまから無事、内定をいただくことができました。風通しの良い職場、和気あいあいとした先輩方に囲まれて、社会人1年生として、これから音楽業界という大海原に飛び込み、イノベーションを起こせるよう、邁進していきたいと思います。ぜひ、皆様、お力添え、ご指導ご鞭撻のほどお願い致します。\(^o^)/ヤッ!」とコメント。メジャーに活動の場を移した彼の、今後の活躍に注目しておこう。
爆音でブレイクコアを聞きたい! アザマンショーは、ブレイクコア歴10年の Othermoon がお送りする、日本でも希少なブレイクコアメインのハチャメチャ祭り。 他にもチップチューンやダブステップなど、濃密かつココでしか鳴らない音をガッチリ揃えて、そこいらのハードコアパーティには無い斬新でエクストリームな音楽体験をお約束します! 第8回目となる今回はテーマに「アーメンでソーメン」を掲げ、茶箱さんのご厚意でフリーソーメンを用意。 ソーメンを楽しみながらアーメンまみれになる、前代未聞の企画と相成りました。 最高の夏は、最高の音楽から! 是非是非お誘い合わせの上、お越しくださいませ! ※ ただいまWEB特別割引実施中 ー このページから参加申し込みされた場合、通常2,000円の入場料金が1,500円になります。この機会、お見逃しなく!! 【7/14 追記】 夏だ ビールだ Gypsycoreキャ
タワレコ社長、カクバリズム角張渉、マルチネTomadがディスカッション「CD以降の音楽シーン」Part.1 text 左から 飯田、Tomad、嶺脇、角張 昨日28日、東京・渋谷クアトロにて音楽カンファレンスYOAKE Vol.2が開催された。 今回注目したのは「CD以降の音楽シーン」というテーマで行われたディスカッション。OTOTOY編集長 飯田仁一郎が司会を務め、タワーレコード代表嶺脇育夫、カクバリズムの角張渉、そして最近のtofubeatsのヒットで知られる話題のマルチネレコーズTomadが登壇、CDショップの現状から音楽レーベルのあり方まで、業種を超えて語った。 中でも特に印象に残ったのがTomadの「(音楽を)お茶の間というより、ベッドルームに届けたい」という言葉。 SAKEROCK、星野源をはじめ、インディーズレーベルとして、エッジの効いた存在感で常に業界内外の注目を集めてきた
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