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アプリはアイデアから生まれ、目的によって具体化されます。私たち起業家やデザイナー、開発者の関心は、最初から最後までスムーズな行程に沿ってユーザーを誘導して、有益な体験を与えることにあります。 あるリサーチによれば、65%近くのユーザーは、アプリ体験が好ましくないブランドを否定的に感じています。したがって決定的に重要なのは、ユーザーが労力を使わずに自分たちの課題の解決策にたどり着けるよう、インターフェイスのデザインをシンプルにすることです。 Gerry McGovern氏は『Usability: Navigation is More Important than Search』という記事の中で、機械に詳しい70%のユーザーはリンクをクリックすることからタスクを始めている一方で、残りの30%は検索から始めていることを明らかにしました。 これを踏まえると、ナビゲーションがユーザー体験でとても重要
メンタルモデルから始めるデザインする上でユーザーのメンタルモデルの理解は欠かせません。 UI やコンテンツに出くわしたとき、それをどう解釈・判断し行動するかを決めるのがメンタルモデル。 Web サイトであれば青色の文字に下線が入っていればリンクであると判断するのも、過去の経験や知識を基にメンタルモデルが築かれているからです。私たちが「使いやすい」「直感的」と感じるのもメンタルモデルとインタラクションが一致しているからと言えます。 同じデザインでも評価は変わるデザインをチームで評価するとき、メンタルモデルが共有されていないために議論が思わぬ方向へ進む場合があります。Web サイトのリンクのように広く使われているものであれば共通のメンタルモデルが築かれていますが、多くの場合そうでははありません。オンボーディング、アイコンの見た目、通知のコピーなど、UI に関わるあらゆる部分で意見の相違が発生し
2001年にデザイナーを目指すために会社を辞めるといったとき、ある先輩からは「その仕事儲かるの?」と言われ、上司には後悔しないかと何度も確認されました。でもそれは当然のことで、確かにその頃の多くの人の認識は「デザインはビジネスとは少し距離がある世界」でした。デザインは自分たちの仕事の延長上にあるものではなかったのです。 それと比べると、昨今のビジネスシーンにおけるデザインへの関心の高さには隔世の感を覚えます。事業課題としてデザインが議題にあがることは日常茶飯事です。経営者や事業責任者の口からデザインやUXという言葉が出ることは珍しくありません。先日拝見したある大規模システムのロードマップには「デザイン」というフェーズがしっかりと書き込まれていました。 もちろん人によってデザインの定義が違っていたり、広義のデザインと狭義のデザインが混在していたり、デザインに対する過剰な期待や誤解が含まれてい
こんにちは。今年の1月からクラウドワークスに参画しました、UIデザイナーの井上です。 designer.crowdworks.co.jp 先日公開された、この記事を目にした方も多いのではないでしょうか。 そうです、私がTwitter転職の人です。 時間が経つのは早いもので、入社してから一ヶ月が経とうとしています。 さて、いきなりですがクラウドワークスに入ってまもない私が、効率的なデザイン運用をしていくためにSketchガイドラインを作ってみました。 その名も「baabaa Sketch Guidelines v.1.0.0(バーバースケッチガイドライン)」です! ※「baabaa」とは「メーメー 」っていう羊の鳴き声のことです! だんだんと膨張して行く無駄なデザインやシンボルを羊の毛に例えていて、その毛を削ぎ落とし必要な要素だけを蓄えたデザインデータにしていこうという施策になります。 今回
この記事は RECRUIT MARKETING PARTNERS Advent Calendar 2017 の投稿記事です。 こんにちは!現在キッズリーのデザインを担当しているデザイナーの町田(@macheri_me)です。 今年で中途入社3年目となりました。本日は弊社の制作事例をもとに、AdobeXD・Sketchの活用法についてご紹介します。 【この記事を読んでもらいたい人】 これからAdobe XD、Sketchどちらを導入しようか悩んでいる人 デザイン制作フローの中で課題を抱えており、解決したい人 Adobe XDとSketch。自分のチームにはどちらが最適か サービスのデザインを制作する際、何のツールを使っていますか?少し前だと Adobe Illustrator、Photoshop、Fireworksといったグラフィックツールが多かったかと思います。しかしながら、これらはUIデ
人々は何を基準にしてウェブサイトの文字サイズを大きいか小さいか判断しているのだろうか。文字サイズについて扱う記事では、視力や年齢などの生物的な条件や、描画領域や機器そのもののサイズや機器との距離などの物理的な条件が挙げられることが多い。しかし実際には普段よく見るウェブサイトの文字サイズに引きずられる。文字の大小は印象に過ぎず、人は大きさを比較することでその印象を決定しているからだ。 定期的に話題になる「今は文字サイズがこのくらいだと読みやすい」という論理は決定的に成り立つ。目と機器というそれぞれ論理的に分解できるものだけが文字サイズと関係をもつからだ。もしかすると近いうちに目の状態(を反映させた機器の設定)と機器のサイズや重さなどを変数として文字サイズを決定できる数式が出てき、CSSで定義できるようになるかもしれない。 だがそのこととユーザーがどう感じるかは別の問題になってしまう。実際にウ
ずっと自分好みのスタイルガイドジェネレーターを探していたんですが、ようやく見つけました!「Fractal 」というツールで、かなり良さそうなのでご紹介します。 初級編、中級編の2回に分けて、初級編ではインストールと初級設定からウェブUIの起動までを、中級編ではコンポーネントのより細かい設定などについてご紹介します。公式ドキュメントは初めてだとわかりづらいところもあったので、その辺を補う形でまとめてみたいと思います。 ※先日、スタイルガイドとパターンライブラリの違いについてまとめましたが、スタイルガイドやパターンライブラリを自動生成するツールは「スタイルガイドジェネレーター」というのが一般的なようです。「パターンライブラリジェネレーター」とは呼ばないみたいですね。 では早速、「Fractalのはじめの一歩」的な感じで行ってみましょう! Fractalとは まずは、ざっくりとFractalをご
こんにちは。Appleも好きだけどAppleウェブサイトも大好きなRriverの渡辺です。 最近レスポンシブなナビゲーションについて考えていて良いアイディアを探しているんですが、結局Appleのウェブサイトにたどり着きました。Appleのウェブサイトは良く出来ていると思うところがたくさんあって、ナビゲーションも良く考えて作られているんですね。 ということで、今回はAppleウェブサイトのナビゲーションの検証を通して、マルチデバイス時代のレスポンシブなナビゲーションについて考えてみたいと思います。より良いナビゲーション構築の参考になれば幸いです! 目次 マルチデバイス時代のナビゲーション 理由1: 3段階の「ナビゲーション」で確実にユーザを誘導している 理由2: 見せられるときは、しっかり見せている 理由3: コンテンツ内の「さらに詳しい」コンテンツの見せ方が絶妙 理由4: その時必要なナビ
はじめに 何か作る度にCSSフレームワーク何があったっけ・・・と毎回調べてしまうので一旦まとめ。 CSSフレームワーク一覧 1. Bootstrap 2. Foundation 3. Pure 4. Skeleton 5. Semantic UI 6. Kathamo 7. Bootflat 8. INK 9. Materialize 10. Material UI 11. Uikit 12. Responsive Boilerplate Framework 13. Cardinal 14. Workless 15. bootmetro 16. HTML KickStart 17. AUI 18. Base 19. SkyBlue CSS 20. Basscss 21. Cascade Framework 22. KNACSS 23. Concise CSS 24. Furtive 25.
公開日 : 2016年1月18日 (2020年8月30日 更新) カテゴリー : アクセシビリティ / ユーザビリティ タブをクリック/タップすると、JavaScript によって、そのタブに紐づいた情報 (タブパネル) が切り替わり表示されるユーザーインターフェース (UI) があります。限られたスペースで複数のコンテンツを併存させることができ、メタファとしてもわかりやすいと言えます。 タブ型 UI の例 今回は、このタブ型 UI について、ユーザビリティおよびアクセシビリティの観点から配慮したいことを考えてみたいと思います。 ユーザビリティの観点から配慮したいこと タブっぽく見えること 言わずもがなですが、タブ型 UI はユーザーにとって「タブっぽく」見えなければなりません。タブなのかボタンなのか微妙な UI を見かけることもありますが、仮にユーザーがそれをタブではなくボタンと認識して
もしあなたがデザイナーで、何らかのプロジェクトのデザインを任された時、何を基準にしてデザインを詰めればいいか不安になったことはないでしょうか。または、あなたがディレクターやプロデューサー側の立場で、デザイナーからあがってくるデザインの善し悪しを判断しなければならなくなった時、何を基準にして判断すればいいのか、基準が曖昧だったりした経験はないでしょうか。 デザインの善し悪しを判断する上で、判断材料となる項目は非常に多く複雑ではありますが、根本的に欠かせないものの一つが「デザインのディテール」です。どんなに素晴らしいストラテジーや目標を立てられたとしても、それが最終的に伝わるべき「イメージ」を持ち、正しい品質として「カタチ」となって表れてこなければ、誰にも伝わることはありません。 デザインのディテールとは何なのか、なぜディテールにこだわらなければならないのか。このブログ記事を通じて、デザイナー
この記事は「#UI Design Advent Calendar 2015」第18日目の記事です。 スマフォアプリの普及により、UI デザインの需要は年々増しています。最近になってアプリの UI デザイナーとしてお仕事を始められた方も多いかと思います。UI デザインは、原則や関連知識の理解を深めることも重要ですが、ケーススタディとしてみることでスキルの習得も早くなります。 今回は、これまでユーザビリティの観点で監修したアプリ UI の中から、ユーザビリティテストのスコアリングが低くなる傾向のデザインパターンをご紹介します。それらは少し見直すだけでスコアが改善されるというのもまた特徴です。やってしまいがちな失敗 UI ケースの入門として、ご参考になればと思います。 スコアリングの指標 アプリ UI のユーザビリティ測定には、アクセシビリティや他の定義を考慮することもありますが、今回のスコアリ
この世で最も識別しやすいもの ― デスクトップ用Webサイトのハンバーガーメニューを使った、アイトラッキング研究 おそらく皆さんは、「ハンバーガーメニューの使用についての別の意見か。まさにそれが必要なんだ」と思いながらこの記事を読んでいるでしょう。Appleは 「あなたが使っていないといいのだが…」 と言い、Googleの製品デザインのガイドラインには 「賛成だ。しかしこのようにデザインしよう」 とあり、Jacob Nielsenは 「代わりにピザにしてみよう」 と言い、例はまだまだ続きます。しかし、ちょっと待ってください。誓ってもいいのですが、この記事は違います。これは、あなたが自身のサイトをデザインする時に、興味深い考察が得られるような特定の質問に焦点をあてたものです。アイトラッキング・ソフトウェアと25人の親切な参加者の協力により、次のような質問に対する洞察を得るために実験を行うこと
この記事は2015年10月22日に公開された記事を再編集したものです。 デザイン作業に慣れてくると、どうしても自分の癖が出てしまい、似たようなデザインばかりになってしまいがちです。特にWebデザインのパーツは、毎回同じようなデザインを作ってしまうことも少なくありません。しかし、自分が持っているアイデアだけでは、なかなか新しいデザインは浮かんでこないものです。 そこでオススメしたいのがギャラリーサイトです。その中でもパーツごとに収集したギャラリーサイトは、デザインの「部分」だけでも参考にすることができるため非常に便利です。デザインアイデアが欲しい時こそ、多くのヒントが詰まっている素材サイトを活用しましょう。 今回は、Webデザインのパーツをまとめたギャラリーサイトを36個まとめてご紹介します。 ※サイトによっては素材やソースコードなどを配布・掲載しているものもあります。ご利用の際は、必ず利用
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