任天堂が今月29日、ゲームではなくマージャン牌(ぱい)の新商品を37年ぶりに発売する。環境に優しい素材を使用しており、価格は主力商品の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」より4千円近く高い1万8900円。任天堂は高級感を売り物にしているが、ファンからは「新作ゲームじゃないのか」との声も。 任天堂は昭和58年に家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」を発売したが、それ以前から花札や百人一首も製造販売している。マージャン牌は39年から「役満」のブランド名で展開。ただ、51年以降は新商品を出していなかった。 新商品の素材は、廃棄しても環境に悪影響を与えないという特殊な樹脂。3重構造で竹目模様を再現し、「一筒(イーピン)」にはゲームのキャラクターのモチーフとなったカメをデザインした。任天堂は3万1500円の百人一首も発売しており、高価格化を進めている。