TVドラマの無料配信が一般的な米国では、TVと同じCMコンテンツの動画広告が普通にコンテンツの合間に配信されている。一方日本では、複雑な著作権の構造上、TV CMをインターネットで利用することはほぼ不可能と言われてきた。この著作権の問題を、総合広告代理店時代から数年かけて解決し、インターネットにおける企業のブランディング活動の可能性を広げた、CMerTV社長にお話を伺った。 (聞き手:ExchangeWire Japan編集長 大山忍/ライター:鶴田修朗)) 「音楽著作権」の使用手続き・料金なしで、動画広告をDSP配信 ――CMer TVは、テレビCMを集めたポータルサイトのようなイメージでしょうか。 五十嵐:テレビCMを含め、現在、数百本の動画広告を配信しています。ポータルとしての特徴は、すべての動画広告が消費活動と結びついている点です。例えば「映画」で検索すれば、現在公開中の映画のCM
