【写真】その他の写真を見る 芥川龍之介賞候補には、タレントとしても活躍するいとうせいこう氏の『想像ラジオ』をはじめ、4度目のノミネートとなった戌井昭人氏の『すっぽん心中』など全5作が選出。 直木三十五賞候補には、5度目のノミネートとなった恩田陸氏の『夜の底は柔らかな幻』ほか、日本でも人気のマティス、モネら4人の画家たちの人生を描いた原田マハ氏の作品集『ジヴェルニーの食卓』、初選出となる湊かなえ氏の『望郷』など、幅広いジャンルから全6作が選ばれた。作品の多くが実写化されている湊氏が、同賞を初受賞するのかにも注目が集まる。受賞作を決める選考会は17日、東京・築地「新喜楽」で行われる。 芥川賞・直木賞は昭和10年に制定。芥川賞は新聞・雑誌に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌、堪能本で発表された短篇および長編の大衆文学作品を対象に優秀作を選定する。 前回の第148回(平成24年度下半期・