世界各国で経済活動再開の動きが広がっていますが、世界銀行は、ことしの世界全体の経済成長率が、新型コロナウイルスの影響でマイナス5.2%まで落ち込み、第2次世界大戦以降で最悪になるという見通しを発表しました。 これは第2次世界大戦以降、最悪の水準だということで、2か月前にIMF=国際通貨基金が発表したマイナス3%の予測よりも悪化を見込んだ形です。 内訳をみますと、アメリカがマイナス6.1%、ユーロ圏がマイナス9.1%、日本がマイナス6.1%と、いずれも厳しい水準を見込んでいます。 また中国はプラス1%とプラスの予測ですが、44年ぶりの低い水準になるとしています。 さらに、新興国と発展途上国全体でマイナス2.5%と統計が残る1961年以降で初めてのマイナス成長になり、数百万人が極度の貧困に陥ると指摘しています。 世界各国では、このところ経済活動を再開させる動きが広がっていますが、世界銀行は感染