「カワイイ区」は確かにくだらないが、「男女差別を助長する」という苦情を受けて見直すのはどうかしている。「カワイイ」という言葉がなぜ差別なのか。くだらないごく少数の異議申し立てを受けて税金を使って審議会を開き、市の広報戦略を見直す。こんな「無駄遣い」をやっているから九州最大の都市は借金まみれになってしまったのではないか。 「カワイイ区」は、民放アナウンサー出身の高島宗一郎市長が昨年3月、AKB48のメンバー、篠田麻里子さんと会談した際、“ひらめいた”という広報戦略だ。ネット上の仮想行政区に区民登録した人には福岡の食やファッションに関する情報を配信するほか、市役所で特別住民票(1枚300円)も発行する。「安上がりに全国の若者に福岡市の魅力をアピールできる上、観光客増も期待できる」と踏んだのだ。 狙いは当たった。区民は当初目標にした1万人を1日で突破。その後も順調に伸び続け、ついに4万1833人
8日午前4時55分頃、北九州市小倉北区堺町1、商業ビル「ロワヨーム第一ビル」(6階建て)付近を巡回していた機動隊員が焦げ臭い匂いに気付き、119番した。 駆け付けた市消防局の消防隊が確認したところ、同ビル4階のスナック店内が燃えており、42平方メートルを全焼した。福岡県警小倉北署は放火の可能性があるとみて調べている。 女性経営者(37)の父親(62)によると、現場検証に立ち会った際、警察と消防から「ドア付近に油のようなものがまかれていた」と説明を受けたという。ドアは施錠されていたが、ドアの下部に1センチほどの隙間があるという。 同市内では、改正福岡県暴力団排除条例が施行された8月以降、暴力団排除の標章を貼ったスナックなどが入店するビル3棟で不審火が発生。スナック経営女性らが切りつけられたり刺されたりする殺人未遂事件も4件発生している。今回焼けたスナックは、一連の事件を受け、9月上旬に標章を
18日深夜から19日朝にかけ、福岡県志免町や福岡市博多区で、中華料理店や中国系企業が入るビルに石が投げ込まれ、ガラスを割られる被害が4件相次いだ。 県警は、反日デモに不満を抱いた犯行の可能性があるとみて、器物損壊容疑で捜査している。 県警によると、18日深夜、志免町で1軒と博多区で2軒の計3軒の中華料理店で窓ガラスが割られた。さらに、19日朝、中国系企業が入る博多区博多駅前3の雑居ビル1階の玄関ガラスが割られているのが見つかった。志免町では、犯行直後に現場から逃げる数人が目撃されていた。県警は一晩のうちに被害が相次いだことなどから、同一グループによる犯行の可能性もあるとみている。 県内では17日、在福岡中国総領事館に火の付いた発炎筒2本が投げ込まれる事件が発生。県警が政治団体構成員の男を威力業務妨害容疑で逮捕した。
アイドルグループ「AKB48」の篠田麻里子さん(26)が区長を務める福岡市「カワイイ区」の区民登録が、開始からわずか約12時間後の30日午前0時47分で、目標の1万人を突破した。関係者も驚くスピード達成で、AKB人気にあやかろうとした市の担当者もニコニコ顔だ。 「カワイイ区」は、福岡市が設けた仮想の行政区。市の観光PRなどが目的で、市のホームページでカワイイ区民に登録すると、食文化や歴史など福岡の魅力を紹介するメールマガジンが配信される仕組み。誰でも区民登録は可能だ。 カワイイ区の区政運営方針は、現在149万人の市の人口の150万人突破を目指し「世界中から1万人の区民を募る」というもの。篠田さんも「(AKB)メンバー全員に区民登録してもらうようお願いします」と張り切っていた。 市によると、東京で篠田区長の辞令交付式が始まった29日午後1時に区民登録を開始。30日午前0時47分に目標を達成し
福岡県警が今年、指定暴力団工藤会(本部・北九州市)の関係先を捜索した際、捜査手法に関する県警内部文書が見つかっていたことがわかった。 同県警では、東署の警部補が指定暴力団関係者に捜査情報を漏えいした問題が発覚しているが、今回の漏えいについて県警は、別の警察官が関与したとみている。新たな疑惑の発覚で批判が強まるのは必至だ。 複数の捜査関係者によると、文書は県警内部でしか配られない「本部長通達」。県警は今年、北九州地区で起きた発砲事件に工藤会が関与した疑いがあるとして、関係先を捜索。その際、捜査員らが関係先で県警の内部文書のコピーを発見した。県警が県内各警察署などに、工藤会関係者への職務質問の方法について周知させるための本部長名の通達文書だった。
福岡県遠賀町鬼津のレンタカー会社の駐車場で15日、若松区高須東、職業不詳野田晋也さん(40)が銃で首を撃たれた殺人未遂事件。 関与が疑われるレンタカー会社の社長の父親(49)はその後、岡垣町の霊園で遺体で見つかり、拳銃を使って自殺したとみられている。社会に銃器がはびこっている実態が改めて浮かび上がり、住民らは怒りと不安を募らせた。 現場は遠賀町役場から北へ2キロほどの住宅や畑などが混在する地域の一角。住民は、暴力団組員が関与していない今回の事件で拳銃が使われたことに衝撃を受けている。現場近くの女性(58)は「市民にまで拳銃が出回り、市民が発砲の対象にされることは異常だと思う」と驚きを口にする。 一帯は、普段は事件もなく、静かな地域という。ある自営業女性(67)は「こんな田舎で発砲事件が起きるなんて」と声を震わせた。農業男性(67)は「発砲は北九州市や久留米市などの出来事だと思っていた。県警
東京電力福島第一原発事故の風評被害で苦しむ福島県の農家らを支援しようと、福岡市西区の商業施設「マリノアシティ」で17日に予定されていた「ふくしま応援ショップ」の開店が、中止されることになった。 出店を計画していた同市の市民グループ「ふくしまショッププロジェクト」に、「福島からトラックが福岡に来るだけでも放射能を拡散する」といったメールや電話が相次いだためで、同団体は新たな出店先を探すという。 同団体によると、農産品の宅配を行う「九州産直クラブ」(福岡市南区)と連携し、マリノアシティ内の農産品直売所「九州のムラ市場」の一角で開業する予定だった。生鮮食料品の取り扱いをやめ、福島県の生産者から仕入れたジャムや梅干し、乾めんなどの加工品を販売する計画で、放射線量が国の暫定基準の10分の1以下であることが確認されたものに限る方針だった。 8月26日に出店を発表したところ、同団体などに「出店するなら不
◇道交法違反容疑、検挙も 人通りの多い福岡市の繁華街を、ブレーキがない「ノーブレーキピスト」と呼ばれる競技用自転車で走る若者が増えている。エコや健康ブームも追い風となって高まる自転車人気。だが、時速40キロ前後の猛スピードで人込みを縫うように走る人もおり苦情も相次ぐ。福岡県警は、人身事故になりかねないとして取り締まり強化に乗り出し、7月22日から8月5日までに「ピスト」を運転した男性4人を道交法違反(制動装置不良自転車運転)容疑で検挙した。【近松仁太郎】 「ピスト」は、競輪などのトラック競技用に作られたブレーキのない自転車。後輪とギアが空転せずに連動する「固定ギア」を使用し、停車する時はブレーキ代わりにペダルを脚力で制止し、後輪の回転を止める。軽量で加速しやすくファッション性も高いことから米国で普及し3、4年前から日本でも若者を中心に流行している。 細くしなやかなタイヤで風を切り、渋滞する
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