環境省と都は26日、小笠原諸島の兄島で、北米原産のトカゲで特定外来生物の「グリーンアノール」を初めて確認したと発表した。 同省などによると、22日に兄島で外来植物の駆除をしていた作業員がグリーンアノール1匹を発見し、捕獲。兄島は無人島だが、人の住む父島の北約500メートルに位置している。作業やレジャーで父島からわたる人がいるため、同省では「船内に潜んでいた個体が上陸した可能性がある」としている。グリーンアノールは繁殖力が強く、春~夏に平均14回産卵する。昆虫を捕食するため、父島では希少種のオガサワラシジミが絶滅したとされる。兄島は小笠原特有の生態系を残し、オガサワラトンボやオガサワラハンミョウなど希少な固有種が生息。同省と都は島内に約190個のわなを設置し、グリーンアノールの駆除を開始した。
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