米国の会員制量販店「コストコ」が、鹿沼市上石川の東北自動車道鹿沼インターチェンジ(IC)近くに出店する方向で関係者と協議に入ったことが、1日分かった。用地取得交渉が地権者との間で順調に進んでおり、本年度中の正式契約を目指している。コストコはすでに土地利用に関する事前相談の文書を鹿沼市に提出した。早ければ2014年度中に開店するとみられる。 計画地は鹿沼IC近くの県道宇都宮楡木線沿いで、国道121号からも近い。予定地の多くは農地で、地権者十数人との交渉のほか、地域の代表者を対象に説明会が9月に開かれた。 計画される店舗は敷地面積約5万平方メートル、建築面積は約1万4千平方メートルとする案が上がっている。 コストコは生鮮食品、日用雑貨、家電、衣料品などを幅広く取り扱う会員制大型小売店。広い店内に仕入れた商品をそのまま陳列するなど徹底した経費節減や、年会費を集めることで低価格を実現する。