伊藤園は2024年12月6日、海外グループ会社の米ITO EN (North America)がランサムウエア攻撃による不正アクセスの被害を受けたと発表した。情報流出などの被害について、同月9日午前9時時点では明らかになっていない。同社の広報担当者は「被害状況を調査中」だという。 被害を受けたのは、基幹システムとは独立したファイルサーバー。現地時間の同月2日午前にファイルサーバーがランサムウエアによって暗号化されていることを確認。ファイルサーバーをネットワークから切り離し、攻撃前のバックアップデータからシステムの復旧を進めている。 複数のスレットインテリジェンスグループがSNSで、「特定のハッカー集団が今回のランサムウエア攻撃について、リークサイトに掲載した」と指摘している。この点について同社広報担当者は「ハッカー集団の関与について調査中だが、具体的な回答は控える」とした。
