ストレージメモリの規格は現在、NVMe(Non-Volatile Memory Express)へと急速にシフトしており、Dell EMCやNetAppなど大手ストレージベンダの中にはNVMe SSDを実装したオールフラッシュストレージアレイを市場に投入するところもあらわれてきた。"オールフラッシュ"といいながらSAS/SATAがインタフェースの主流だった2、3年前とは異なり、現在のストレージメモリは3D XPointなどの高速ストレージデバイスをターゲットにしており、レイテンシの低減とパフォーマンスの最大化、つまりリアルタイム性を重視して開発が進められている。ただし、価格性能比からいえばまだNVMeは割高感が強く、しばらくはSAS/SATAも組み合わせたハイブリッドなシステムが取られる傾向が続くとみられる。 こうしたハード側の進化は、当然ながらOSやファイルシステムといったソフトウェアの
