はじめに この文書の目的は,コミュニケーション専攻学生の最大イベントでありもっとも苦労する科目である卒論に取り組むために必要な知識・技法や考え方を説明することです.研究テーマの決め方,研究の取り組み方,論文の書き方を順番に説明します.卒論を主なターゲットにしていますが,ユーザビリティやアクセシビリティ分野をはじめとする一般的な研究にも適用できると思います. 注意 この何年か,卒論よりもバイト・サークル・遊び(旅行)を優先する学生が目立ちます.卒論相談をしようと思っても,これらの予定を学生が優先させるので,先生の方が自分の予定を変更して学生に合わせることも少なくありません.(相談する時間を設けないと卒論が進みませんから,仕方なく先生が折れてしまうのです.)後期になって実験・調査,分析,執筆が本格的になる時期でさえ,これらを優先させる学生が目立ちます.こんなことは言うまでもないことだと思ってい
【2003年】 小笠原喜康(2003):インターネット完全活用編 大学生のためのレポート・論文術 講談社現代新書1677.講談社、269p.〔ISBN4-06-149677-8〕 \720 【1996年】 牧野賢治(1996):理系のレトリック入門−科学する人の文章作法−.化学同人、249p.〔ISBN4-7598-0769-1〕 \1,200 小浜裕久・木村福成(1996):経済論文の作法 勉強の仕方・レポートの書き方.日本評論社、184p.〔ISBN4-535-55057-3〕 \1,800 太田恵造(1996):卒業論文作成の手引 アグネ叢書11.アグネ技術センター、173p.〔ISBN4-7507-0854-2〕 \2,000 【1995年】 森 靖雄(1985):大学生の学習テクニック.大月書店、244p.〔ISBN4-272-41082-2〕 \2,000 【1994年】 木
レポート・論文作成に参考となる参考図書一覧をまとめて案内しています。 本学で所蔵する図書には、請求記号を付与しています。 ・知の技法 小林康夫ほか、東京大学出版会、1994.4、002/43、本館・開架、ISBN:4130033050 ・知の論理 小林康夫ほか、東京大学出版会、1995.4、002/47、本館・開架、ISBN:4130033069 ・東郷式文化系必修研究生活術 東郷雄二、夏目書房、2000,3 002.7/3、本館・開架、ISBN:4931391680 ・学生・院生のための研究ハンドブック 田代菊雄編著、大学教育出版, 2001.5 002.7/5N3,本館・開架、ISBN:4887304374 ・文献検索と整理:改訂第2版 諏訪邦夫、克誠堂、2002.4 007.5/4N2、本館・開架、ISBN:4771902488 ・学術情報の上手な仕上げ方 扇元
Faculties and Departments 学部・学科 More Graduate Schools 大学院 More Law School 法科大学院 Correspondence Course 通信教育課程 Career Education, Development and Placement Support キャリア教育・就職支援 More Student Support 学生生活 More Social Education and Lifelong Education 社会教育・生涯教育 More Teaching Profession and Learning Support 教職・学修支援 Efforts Towards Educational Quality Improvement 教育の質向上への取り組み More Private School"Inoue Enryo
やればできる 卒業論文の書き方 中田 亨 2003年10月15日初版。2009年4月27日改訂 工学部の標準的な卒論の書き方について説明します。修士論文でも博士論文でも書き方は同じです。 第1部 卒論クイックスタート 卒論とは? 他人の真似ではないアイデアが、 それが理論的に可能である理由、 やってみた証拠、 どんなふうに役に立つか、 とともに記述されている、組織立った文書。 卒論は習作であり、基準は甘い。対外発表論文では第1条が「他人のアイデアより明らかに優れたアイデア」と厳しくなる。 「新しい意味を伝えることが、命題の本質である。」(ウィトゲンシュタイン) 標準的な卒論の構成 題目: 説明的なタイトルを付ける。例えば「人体計測装置の研究」では舌足らずであり、「赤外線平行投影法を用いた人体計測装置」とか、「海中でも使用可能な人体計測装置」などがよい。(私の上司の金出武雄氏の方式)。 要約
『坊っちゃん』自筆原稿 読みやすい文章とは、流れるように読める文章だ。難しい言葉はいらない。気のきいた言葉もいらない。文頭から文末まで振り返ることなく読める文章が、最も美しい。 読みやすさの基準は客観的なものだ。読み手には様々な人がいる。老若男女すべての人に対して読みやすい文章を書くのは難しい。ただ、綺麗な文章を書こうとする意識は持ちたい。 文章を書く上で意識すべき技法を紹介する。 常体と敬体 常体とは「だ・である」調の文章であり、敬体とは「です・ます」調の文章を指す。それぞれにメリットとデメリットがある。 常体は、自分の意思を力強く伝える事ができるが、我の強い文章になる。敬体は、優しい印象で共感を得やすいが、まわりくどい文章になる。 常体と敬体を織り交ぜて書く手法もある。まずは自分で試してみて、書きやすい文体を見つければいい。 文章の始まりは短く 最初の一文は短いほうがいい。インパクトが
魅力的な文章には「ストーリー(物語)」が重要と言われることがあります。そのために必要なのは文章の構成力ですが、この構成というのがなかなか難しい。 文章の構造というと「5W1H」や「起承転結」序論・本論・結論」などが知られていますが、そもそも「5W1H」は要素なので構成の参考にはなりません。「起承転結」は文章の流れですが、転がうまくはまらなかったり、オチがつくれなかったりして、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。モジュールライティングは、初心者でも文章の構成・ストーリーが出来るようになるフレームです。 モジュールライティングは、昨年度から講義を担当している北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)の授業開発で生み出した、文章を必要な要素(モジュール)に分けて組み立てていく手法で、最大の特徴はあらかじめモジュールのセットが用意されているという点にあります(参考・モジュー
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