週末活動の目標として、ざっくりと、「ダルい時に元気が出る(気分が上向く)会話ができる人工無脳を作る」ということを掲げています。 先週読んだWeizenbaumのELIZA論文からも、人と会話するプログラムを作る際には会話モデルの設定が大事そうだということがわかりました。ELIZAの場合は、プログラム側が現実世界に対する知識を持っていなくとも会話が成立するという理由で、心理療法におけるインタビューをモデルとして採用しています。 一方、ごく個人的な体験として、コーチングの勉強をしている同僚の練習台としてコーチング(もどき)を受けたことがあります。自分の体験では、コーチングの導入の段階で自己分析的なやり取りを交わしたところ、自分のものの見方の特徴を自覚することができて大変すっきりし、元気が湧いてきたということがありました。 こうしたことから、人工無脳の作成にあたり、その会話モデルを検討する材料と