図2 ランサムウエア「Ransomlock.FRansomlock.F」が表示する画面例(シマンテックの情報から引用)。起動の途中でメッセージを表示させ、パスワードを入力しなければ処理が進まないようにする セキュリティ企業のシマンテックは2011年1月14日、パソコンやファイルなどを使用不能にして、元に戻したければ金銭を支払うよう“脅迫”するウイルスが相次いでいるとして注意を呼びかけた。 ユーザーを脅迫するウイルスは、ランサムウエア(ransomware:身代金を要求するソフトウエア)」などと呼ばれる。今回、シマンテックが報告したランサムウエア「Ransomlock.F」は、実行されると(感染すると)パソコンをロックして、使用不能にする。 同時に、デスクトップの壁紙にアダルト画像を表示して、ユーザーを慌てさせる(図1)。図1中の画像は修正済み。実際には無修正の露骨な画像が表示されるという。