【1.ピンホールとは】 ピンホール(針孔)とは、文字通り、針の先で開けたような小さい孔(あな)のことです。ピンホール写真に使う、ピンホール(針孔)の大きさは、孔と、像を写す感光材料(フィルムや印画紙など)との距離により、違いますが、一般的には、0.2mmから0.5mm位の直径の孔を良く使います。 普段、皆さんは写真を撮る場合、レンズが付いたカメラを使います。レンズつきフィルム、コンパクトカメラ、一眼レフ、大型カメラ、更にはデジタルカメラでも、全てレンズが必要です。しかし、ピンホールカメラとは、そのレンズ自体を使いません。初めに書いた、小さい孔がレンズの代わりになっています。孔ということは、そこには空間があるだけ。地上ならば、空気しかありません。では、どうして、そんな仕掛けで写真が撮れるのでしょうか。 【2.ピンホールだけで、なぜ写るのか】 まず初めに、なぜ物は見えるのでしょうか。太陽光など