記録的な豪雨により道路が寸断され、複数の地区が孤立状態となった高山市。災害時にオートバイで救助活動などを行う市民団体「飛騨高山二輪災害レスキュー隊」(高山市)が今回、孤立地域の情報収集に大きく貢献した。出動したメンバーには父子もおり、息子にとっては初の災害現場だった。 市内のバイク愛好家らでつくる二輪災害レスキュー隊は、二〇〇七年十月に設立。起伏が激しい未舗装の道や山林が多い飛騨地域で、小回りが利くバイクを生かして被災地の情報収集などに当たる。日頃の活動で、悪路を走る訓練を重ねるほか、林道の調査などにも取り組んでいる。