印刷 合宿で、学生(右)のアドバイスを受けながら、英語を勉強する高校生たち=秋田県由利本荘市 国際教養大(秋田市)の志願者が全国に広がり、急増中だ。今年4月入学者の入試には前年度より千人多い2632人が出願、平均倍率は17.5倍だった。留学の義務づけや高い就職率が注目され、首都圏の予備校で地方公立大としては異例の対策コースもできた。 ■関西からも来校 福井、福山など西日本ナンバーの車が国際教養大の駐車場に並ぶ。9月18日にあったオープンキャンパスには736人が訪れ、遠方からの親子も目立った。 大阪府茨木市の女子浪人生(19)は昨年度、第一志望の大阪大外国語学部が不合格で、選択肢を広げようと訪れた。「少人数制に魅力を感じた。緑が多いキャンパスの雰囲気も気に入り、志望度は上がった」。母親(48)も「大阪から遠いが、意欲があれば伸びる環境だと感じた」。 2004年に開学した国際教養大は「