慶応義塾大の男子学生が6月末、大学公認サークルの懇親会で大量の酒を飲み、翌日死亡していたことがわかった。 同大によると、一気飲みをくり返すなどしたことによる急性アルコール中毒とみられる。死亡した学生は成人。6月27日、学生らは学外で開いた懇親会で、お互いにあおりながら、短時間に大量の酒を飲んだ。未成年の学生も同席し、飲酒した。飲酒の強要はなかったという。同大は今月9日付で、このサークルを解散処分とした。 この事故を受けて同大は7月、学生向けのウェブサイトで急性アルコール中毒への注意を喚起。しかし、9月には、別の公認サークルで、合宿中に集団で飲酒した未成年の学生が急性アルコール中毒で一時、意識を失っていたこともわかった。同大は今月19日付で、このサークルに1カ月間の活動停止を命じた。 同大広報室は「重く受け止めており、今後も再発防止に努める」と話している。