91回目を数えるセンバツ甲子園の出場校が発表された。 ファンの間でも人気のある星稜(石川)や履正社(大阪)といったおなじみの高校や、激戦の関東地区を制した桐蔭学園(神奈川)など実力校が順当に選出される中で、ひとつ目を引いた高校がある。 中四国地区代表の鳥取県立米子東高校だ。 ベンチ入りメンバーわずか16人の進学校 米子東は毎年100人以上が東大、京大をはじめとする国公立大学へ進学する鳥取一の進学校。もちろんスポーツ推薦制度もない。 こういった進学校のセンバツ大会への出場というと、21世紀枠での出場も多いのだが、今回の米子東は昨秋の大会で倉敷商業(岡山)や開星(島根)といった甲子園常連の実力校を撃破し中国大会準優勝を収め、正真正銘実力での選出となった。 しかも今回のチームのベンチ入りメンバーはわずか16人。特別な練習施設があるわけでもなく、全体練習の時間は平均1日3時間程度。練習環境は多くの