続く第 2 回では、実際に雑誌や冊子といった紙媒体がどういう流れで作られているのか、そして紙媒体で書くうえで知っておきたい作法について、実際に私が手がけているバイク雑誌『ヤングマシン』(内外出版社 刊)の連載企画を取り上げながら、ご説明します。 実際に紙媒体の作り方を追う まずは雑誌などの紙媒体が、どういう工程を経て出来上がってくるのか。その制作過程をご紹介していきましょう。 1, 台割作成と担当割り振り 「台割」とは、雑誌の設計図。まずその冊子が何ページ構成なのかが決められ(紙媒体は基本的に 8 ページ構成からなり、16、24、32……と倍数化して決まります)、「記事ページ」か「広告」か、「 4 色(カラー)」か「単色(モノクロ)」か、さらに「担当編集」「ライター」「カメラマン」などが割り振られます。この台割をもとにスケジュールが決まり、製作が進行していきます。 記事ページに関しては、「
