ルネサス テクノロジは、マルチメディア機器向けのプロセッサ「SH7764」のサンプル出荷を4月から開始する。同社のSuperHファミリの最上位CPUコア「SH-4A」を搭載。ハイエンドのデジタルオーディオ機器やカーナビゲーションシステム、NAS(Network Attached Storage)などに利用できる。 マルチメディア機器向けのプロセッサ「SH7764」 - CPUコアはSH-4A、パッケージは404ピンのBGA、外形寸法は19×19mm CPUコアの動作周波数は最大324MHzで、処理性能は583MIPS。単精度と倍精度演算に対応したFPU(浮動小数点演算器)を内蔵している。324MHzで動作したときのFPUの演算性能は、単精度で最大2.3GFLOPS。音楽データのエンコードなどを行う際にFPUを使うことで、CPUコアの負荷を軽減できる。また、ベクトル演算やサイン/コサイン演算