「ソニーの置かれた状況は極めて厳しい」──4月1日付けでソニーの社長兼CEOに昇格する平井一夫副社長が2月2日、都内で会見し、モバイル事業へのリソース集中やテレビ事業の再建など、新体制下での重点施策について説明した。一方で「多くの痛みを擁する判断に直面するだろうが、それに憶していては一歩も前に進めない」と不採算事業の売却・撤退も進める考えを示した。 平井氏は「一貫して目指してきたのは『ソニーらしい製品』『ソニーらしい体験』の提供であり、ソニーのサービスを使って本当に良かったと笑顔を浮かべてもらうにはどうしたらよいかを考えてきた」という。新体制では「リソースを集中領域に大胆に投入し、ネットワークなどと融合して顧客体験につなげていく」ため、「変化に向けて大きく舵を切らなければならない」と強調。「競争相手も経営環境も待ってはくれない。それを自覚し、強い意志と覚悟をもってやりとげる」と意気込む。
「Androidプラットフォームへの移植を可能にして、クロスデバイスの展開を推し進める」――。2011年9月15日、東京ゲームショウ2011の基調講演で「PlayStation Vitaの全貌」と題して講演したソニー・コンピュータエンタテインメントの松本吉生SVP兼第2事業部長(写真1)はクロスプラットフォーム展開を強調した。同講演で松本部長は、PlayStaton Vita(PS Vita)とAndroid端末上で同じように動作するアプリケーション(ゲーム)を作成するための開発ツール群「PlayStation Suite SDK(Software Development Kit)」のβ版の提供を2011年11月にデベロッパー向けに開始すると発表した。 このSDKを使って開発したアプリケーションは、PS VitaやAndroid搭載端末上の仮想マシンで動作し、PS VitaだけではなくAn
ソニーは2月20日、ウォークマンの新製品「NW-A820シリーズ」を3月20日より販売開始すると発表した。「NW-A828」(8Gバイト)/「NW-A829」(16Gバイト)2モデルが用意され、価格はいずれもオープン。実売想定価格はNW-A828が2万8000円前後、NW-A829が3万8000円前後。 ワンセグチューナーを内蔵した「NW-A910シリーズ」と同様のカードボディ。ワンセグチューナーは非搭載だが、Bluetoothを搭載しており、対応スピーカーやヘッドセット、カーステレオなどへ音楽をストリーム送信できる。 メインメニューにも「Bluetooth」の項目が設けられ、そこから機器への接続/切断、ペアリングなどが行えるほか、本体側面にはBluetoothボタンを供えており、ワンボタンで機器への接続/切断が可能となっている。対応プロファイルはAVRCP/A2DPで、送信できるのは音楽
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