そもそも、アニメ界の人々はどういう思いでこの『アニ×サカ!!』に取り組んでいるのだろうか。スタート時の記者会見を除くと、それを伝える機会はほとんどなかった。最終回となる今回は、『アニ×サカ!!』を仕掛けた一人、バンダイビジュアル株式会社の廣岡祐次さんの話をもとに、このプロジェクトの意義についてお伝えしたい。アニメとかに詳しいライター・後藤勝によって明かされる秘められた意図と中長期的な視点とは――? →第四回 ラノベ作家兼磐田サポ・佐々原史緒が語るJのヒントは『タイバニ』『黒バス』『刀剣乱舞』!? ▼契機はフィギュア そもそもは水戸ホーリーホックと『ガールズ&パンツァー(以下ガルパン)』単独のコラボレーションがきっかけだった。廣岡さんは言う。 「『ガルパン』のキャラクターである五十鈴華(水戸出身)がユニフォーム姿になっているフィギュアを水戸サポの方が作ってくださり、常盤良彦さん(『ガルパン』