JR別府駅北側の高架下にある築47年の小さな商店街「北高架商店街」に異変が起きている。2011年3月には全13店舗のうち9店が空き店舗という典型的な「シャッター通り」だったが、若手商店主の出店が新たな出店を呼び込み、今月5日の美容室の開業で空き店舗はゼロに。カフェや雑貨、服飾など若者向けの店舗に老舗の飲食店も混在、老若男女が集う商店街の店主たちは「にぎわいを一過性にせず、周囲にも広げたい」と張り切っている。 ■復活の象徴に 商店街は1966年、駅周辺の高架化とともに開業。約50メートルの通路両側に4〜8坪ほどの小さな店が並び、当初は全てが飲食店だった。しかし、別府観光の衰退とともに空室が増え、老朽化も重なり、管理会社には解体して駐車場にする考えもよぎっていたという。 流れを変えたのは2人の商店主の出店だった。木部真穂さん(42)は同商店街に思い入れのあった地元出身の夫とともに2011