19年前、東京・八王子市のスーパー「ナンペイ」で高校生2人を含む女性3人が射殺された事件で、女子生徒2人が縛られた粘着テープから犯人のものとみられる指紋の一部が採取され、これが10年ほど前に死亡した日本人の男の指紋とほぼ一致していたことが分かりました。 (社会部・猪ノ口克司朗記者報告) 事件発生からまもなく20年。捜査は重大な局面に差し掛かっています。女子生徒2人は、粘着テープで手を縛られていました。警視庁は、粘着テープに残ったDNA型などの組織片を壊さないようにするため、重ねられたテープを特殊な液体「剥離剤」を使って剥がし、粘着面から指紋の一部を採取することに成功しました。テープの粘着面に指紋の一部が残されていたのが明らかになるのは初めてのことです。1995年7月30日、八王子市のスーパー「ナンペイ」の事務所で、矢吹恵さん(当時17)らアルバイトの女子高校生2人を含む女性3人が拳銃で頭を