森林火災による被害が続くオーストラリアでは南東部の一部の地域で雨が降っていますが、依然として広い範囲で火の勢いは収まっていません。 現地では3月にかけて気温が高く乾燥した状態が予想され、火災がさらに長引くおそれがあることから、消防当局が警戒を続けています。 また、これまでに28人が死亡し、住宅2900棟以上が全焼していて、現地の保険協会によりますと損害額は日本円で1000億円にのぼると推定されています。 被害が深刻な南東部のニューサウスウェールズ州では、海岸沿いの一部の地域で17日から雨が降っていますが、ビクトリア州や南オーストラリア州では新たな火災が発生するなど、依然として広い範囲で火の勢いは収まっていません。 こうした事態を受けて、日本の自衛隊が国際緊急援助隊として現地入りしているほか、アメリカの消防隊が消火活動に加わるなど各国による支援が本格化しています。 現地では3月にかけて気温が