世界の超大国として君臨するアメリカだが、統計データはそこに明らかに改善すべき領域があることを告げている。軍事費では世界一位である一方、教育・寿命・幸福・所得格差・医療制度といった福祉に関連する重要な分野において、その評価はトップクラスとは言い難い。 とりわけ医療制度については、きちんとした国民健康保険(ユニバーサル・ヘルスケア)がある他国の人々にとっては、首をかしげざるを得ない状況である。 アメリカの病院や医療施設、医療技術は世界一流であるが、同時にやたらと高価であり、保険料も高く、それを支払えるだけの所得がある人しか利用することができない。 ネット上にはアメリカの現行の医療制度について不十分な点を浮き彫りにするような事例が多数紹介されており、枚挙にいとまがない。 1. 出産後、赤ちゃんを抱くだけで4000円以上(39.35ドル)かかる この画像を大きなサイズで見る 明細書の黄色いラインに