アメリカのイランへの経済制裁で日本が一時的に適用除外となったことを受けて、石油元売り各社はイラン産原油の輸入を再開していますが、除外が延長される見通しが立っていないことから、4月以降、再び輸入を停止する方針です。 これを受けて石油元売りの「JXTGホールディングス」「コスモエネルギーホールディングス」などは、いったん停止していたイラン産原油の輸入をことしに入って再開しています。 しかしその後の日米両政府の協議が進展せず、除外が延長される見通しが立っていないことから、各社は4月以降、イラン産原油の輸入を再び停止する方針です。 これについて各社は、イランからの輸入量は少ない上、ほかの国からも調達できるとして、国内のガソリンなどの供給に影響はないとしています。 ただ原油の輸入先の多様化は欠かせないとして、政府には引き続き適用除外の延長を求めていく考えです。