パーテルノステルの仕組み プラハにあるパーテルノステル パーテルノステル (paternoster) は、循環式エレベーターの一種である。ラテン語読みが正式な呼び方だが、英語読みから「パタノスター」と呼ばれることもある。乗用かご(1 - 2人用)が常に循環していて、乗り降り口とかごに扉はなく、自由に乗り降りする。安全上の理由から新規に設置されることはないため、老朽化などで使用停止になる一方であり、運用例は一方的な減少となっている。 1884年にダートフォードにCyclic Elevatorとしてつくられた。paternosterという名前は、ラテン語で書かれた主の祈りの冒頭2語"pater noster"(我らの父)からとっており、数珠に似ていることから名付けられた[1]。20世紀前半には、欧州地方で局地的に人気があり、同地方以外では殆ど見られなかったが、その後、普通のエレベーターよりも安