軍による事実上のクーデターが起きた西アフリカのブルキナファソで、外相などを務めたカファンド氏が暫定の大統領に指名され、政情の安定化を目指すことになりました。 ブルキナファソでは、27年間にわたって国家元首の座にいたコンパオレ大統領に対する抗議デモが起きて、先月末に大統領が辞任しました。 その後、軍が事実上のクーデターを起こして実権を握りましたが、多くの国民や野党勢力が軍の政治への介入に反発し、大規模なデモを行いました。 このため、周辺国などが混乱を終息させようと調停に乗り出し、移行政権を発足させることで合意が成立していました。 そして17日、軍や国民の代表による大統領選出委員会で、外相や国連大使を務めた元外交官のミシェル・カファンド氏が暫定の大統領に指名されました。 カファンド氏は今後、首相を指名して移行政権の内閣を発足させることになっています。 さらに、来年11月には大統領選挙が行われて