家庭用ロボットの市場を開拓するため、国内のベンチャー4社が手を組んだ。情報共有や共同マーケティング活動のほか、海外との連携を強めてロボットを一大産業に育て上げる考えだ。 テムザック、ビジネスデザイン研究所、ゼットエムピー、ヴイストンの4社は6月18日、家庭用ロボットの市場化に取り組む「次世代ロボット市場創造連盟」を設立したと発表した。 4社は販売マーケティングで協力するほか、技術の相互貸与、共同での啓もう活動、海外企業や海外政府との提携などをしていく。「世の中にはロボット産業が市場になった時点で参入しようと考えている企業が多い。しかし我々は、自分たちで市場を最初に作っていこうと考えている」(テムザック代表取締役で次世代ロボット市場創造連盟会長の高本陽一氏) 4社はそれぞれ本拠地が異なっており、これまで特に協力体制は敷いてこなかった。テムザックは福岡、ヴイストンは大阪、ビジネスデザイン研究所