例えば金融情報では、プロ向けと初心者向けでは違うサービスになるべきだと思う。利用者の層に合わせて、あらゆるサービスを取りそろえるのは不可能だ。 そこでヤフーは、みんなにとって「合格点ぎりぎり」のサービスをできるだけ集める戦略を取っている。最大公約数と言ってもよい。それが一定の分量になると、「品揃え」が多いという新たな価値が生まれてくる。 足りないところは、パートナーと組んで行けばいい。これも、オープン化の精神の1つだ。 ―― 昨年から、ユーザーの「興味」に合致した広告を配信する、「インタレストマッチ」を本格展開しています。これは、ヤフーの広告事業をどれぐらい変えるインパクトを持っているのでしょうか。 インタレストマッチや検索連動広告は「売上原価」 井上 多少時間はかかると考えているが、(年間約500億円と推測される)検索連動広告と同じぐらいの規模を目指している。 インタレストマッチや検索連
