TL;DR Q: HPCプログラマの書くコードってなんで古臭いの? A: そうしないと性能が出なかったから はじめに スパコンを使ってそれなりに長いこと研究をしています。初めてスパコンを使ったのは今から25年くらい前です。発展の早い世界ですので、昔と今ではだいぶ違ってきています。この前、スパコンを使う時の「常識」がすでに現在では常識ではなくなっているっぽいことを知り、私も「そっち側」になったのか、と感慨深くなりました。以下は、HPC業界の語り部に片足を突っ込んだおっさんの戯言です。 なお、以下では主に「京」の話をするため、富士通のC++コンパイラに文句を言う形になりますが、富士通が悪いのではなく、昔のスパコンに搭載されていたC++コンパイラはどれもかなり酷かったということはあらかじめ言っておきたい気がします。IBMのコンパイラとかも酷かったし、なんならIntelのコンパイラもバグだらけだっ
西川善司 / グラフィックス技術と大画面と赤い車を愛するジャーナリスト (善)後不覚blog:http://www.z-z-z.jp/blog/ 長い間,更新が止まっていた西川善司の不定期コラムですが,今回からは,ゲームやPCに関連した話題をお届けしていきたいと思います。 ゲーム性能が高く評価されるようになったAppleのプラットフォーム さらに小さくなったMac Mini 2024年モデル 去る2024年5月,Appleは,2024年モデルの「iPad Pro」に合わせて新プロセッサ「Apple M4」を発表しました。 同年10月30日には,ノートPC「MacBook Pro」と小型デスクトップPC「Mac Mini」の搭載プロセッサとして,M4の上位モデルとなる「M4 Pro」「M4 Max」が追加で登場しました。 M4シリーズの3モデルは,驚いたことにそれぞれが別ダイとして製造されて
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1471 第2世代3D V-Cache採用のAMD「Ryzen 7 9800X3D」は期待通り最強ゲーミングCPUだった 2024.11.06 更新 文:撮影・編集部 池西 樹 心待ちにしていた人も多いであろうRyzen 9000シリーズ初の3D V-Cacheモデル「Ryzen 7 9800X3D」の国内発売が、2024年11月15日(金)11:00より開始される。AMD(本社:アメリカ)の最新アーキテクチャ「Zen 5」と「第2世代3D V-Cache技術」を組み合わせることで従来モデルの欠点を解消。最強との呼び声も高いゲーミングCPUの実力を早速チェックしていこう。 Zen 5と第2世代3D V-Cacheを採用した最新ゲーミングCPU 「Ryzen 9000」シリーズの登場から遅れること約3ヶ月。ゲーマー待望の3D V-Cache対応モデル
Intel,デスクトップPC向け新CPU「Core Ultra 200S」を発表。前世代でバカ高かった消費電力を大幅に減らす ライター:米田 聡 2024年10月11日,Intelは,新世代のデスクトップPC向けCPU「Core Ultra 200S」シリーズ(開発コードネーム Arrow Lake-S)を発表した。 これまでIntelは,ノートPC向けに開発コードネーム「Meteor Lake」こと,「Core Ultra 100」シリーズで,「Foveros」と称する3Dパッケージング技術を使用して複数のシリコンチップを組み合わせたプロセッサを提供してきた。しかしデスクトップPC向けCPUは,現行世代の第14世代Coreプロセッサまで,モノリシック(単一のシリコンチップ)構成を続けてきた。新しいCore Ultra 200Sシリーズは,デスクトップPC向けとして初めて,3Dパッケージン
従来、CPUコアは製造時のテストをパスすれば信頼できると考えられてきた。しかし、半導体の微細化が進み、CPUの構造が複雑化するにつれ、製造時には検出できない潜在的な欠陥が増えていることが明らかになってきた。これらの欠陥は使用中に顕在化し、静かにデータ破壊を引き起こす可能性がある。 正常なCPUがまれに計算エラーを起こす。厄介なことに、このエラーは多くの場合“サイレント”であり、誤った計算結果が唯一の症状となる。そのためエラーが発生したことに気付くのが非常に難しい。エラーが検出されずに後続の計算に影響を与え、被害が拡大するケースもある。 研究者らはこの問題を「計算実行エラー」(Computational Execution Errors、CEE)と呼んでいる。調査によると、大規模サーバ群では数千台に数個の割合でCEEが発生しているとのこと。これは単なるランダムなハードウェアエラーの増加ではな
米Intelが2022年にソニーの「PlayStation 6」チップの設計・製造契約を逃したことが、まだ始まったばかりの受託製造事業の構築に大きな打撃を与えたと、事情を知る3人の情報筋が明らかにした。 Intelが、次期PlayStation 6チップの設計で米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)と、受託製造業者として台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)と競争入札プロセスで勝利しようとした努力は、数十億ドルの収益と月数千枚のシリコンウェーハの製造に相当しただろうと、情報筋の2人は語った。 IntelとAMDは、契約の入札プロセスで最終候補に残った2社だった。 ソニーのPlayStation 6チップの設計事業を獲得することは、Intelの設計部門にとっての勝利となり、同時に同社の受託製造事業、すなわちファウンドリ事業にとっても勝利となったはずだ。フ
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1445 ワットパフォーマンスが飛躍的に向上したAMDの新型CPU「Ryzen 7 9700X/Ryzen 5 9600X」 2024.08.07 更新 文:撮影・編集部 池西 樹 COMPUTEX TAIPEI 2024の基調講演に合わせて正式発表されたAMD(本社:アメリカ)の最新デスクトップCPU「Ryzen 9000」シリーズ。最終確認の段階で品質基準を満たしていないことが判明し、解禁直前に発売が延期されるなどやや紆余曲折はあったものの、その第1弾「Ryzen 7 9700X」および「Ryzen 5 9600X」の国内発売が2024年8月10日(土)11:00より開始されることになった。約2年ぶりにアーキテクチャを刷新した新Socket AM5 CPUのパフォーマンスを早速チェックしていくことにしよう。 AMD「Ryzen 7 9700X」
IntelのCPU交換対応がひどいと話題になっています。Redditユーザーのjerubedo氏は第13~14世代CPUの不具合の影響を受けたCore i9-14900Kの交換をIntelに申請しましたが、まともに交換を受けられませんでした。 jerubedo氏はRedditで以下のように述べています。 私はIntelに不具合が発生したCore i9-14900KのRMAを申請しました。その後、Intelから配送先の詳細と購入証明、CPUのIHS (ヒートスプレッダー)の写真を求められたため、これらを送信しました。 翌日、Intelは私のCPUが正規品ではなくリマークされたものだというメールを送ってきました。私は驚きました。CPUは信頼できるショップ、Micro Centerから購入したもので、不審な点はまったくありませんでした。CPU-ZでもきちんとCore i9-14900Kと認識され
ここ数週間、IntelのデスクトップPC向けプロセッサー「Intel Core」の第13世代および第14世代を所有する一部のユーザーが、PCの故障をウェブで報告している。Intelは最終的に問題の存在を認め、これが両世代のIntel Coreに影響していると述べた。 現在、ある法律事務所がIntelに対する集団訴訟の可能性について調査しており、問題の影響を受けており訴訟に関心のあるユーザーの氏名を収集している。 「第13世代/第14世代Intel Coreデスクトッププロセッサーの問題に関して、Intelに対する集団訴訟の当事者として参加することに関心がある人は、情報を提出してほしい」と、Abington Cole + Ellery法律事務所はウェブサイトで呼びかけている。 Intelは一連の声明で、修正プログラムを配信することと、不具合が生じているチップを交換することを約束した。 同社は
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