米ウォルト・ディズニーが8月7日発表した第3四半期(4〜6月)決算は、収益の柱であるテーマパーク部門の需要の鈍化が示された。これを受け、同社の株価は2024年の最安値を更新した。 ディズニーが7日の市場の取引開始前に発表した第3四半期決算は、利益と売上高がいずれもアナリスト予想を上回った。しかし、同社の株価は5.2%下落し、今年の最安値の85.96ドルに沈んだ。 この下落は、世界経済の減速懸念が市場を神経質にさせる中、ディズニーの経営陣が消費の低迷を警告したことにより発生している。 決算発表でディズニーは、米国のエクスペリエンス部門の「需要の緩和」を警告した。テーマパークを含む同部門の利益は、同社の前四半期の世界の営利業利益の約52%を占めていたが、ボブ・アイガーCEOは、「低所得層の消費者が少しストレスを感じている証拠がある」と語り、支出の引き締めが起きていることを示唆した。 7日の市場
