2020年5月25日、ミネアポリスで警官に制圧された黒人男性ジョージ・フロイドがその場で息絶えたのをきっかけに、全米で警察権力や人種差別に対する抗議運動が起きた。いわゆる「平和的なプロテスト」は一瞬で暴動・略奪・放火の無法地帯となり、20名以上の死者を出す大惨事。コロナがもたらした人々の不安と鬱憤は爆発し、半年後に控えた大統領選の前哨戦かのごとく暴動の狼煙は上がりつづけた。日中は比較的穏健な市民によるBlack Lives Matterプロテストも見られたが、日が落ちるとANTIFAら暴力極左団体やならず者が集まり警官隊と武力衝突、その隙を縫うようにして大規模な窃盗や放火などあらゆる破壊行為が起きた。保険会社の試算によれば、たった数週間で20億ドル(2000億円)を越える米国史上最大の損害保険金額を叩き出したほどだという。 燃えるミネアポリス。メディアは「ほぼ平和的なプロテスト」と主張ミネ
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