ソーシャルメディア上にある1億人分のデータをわずか3分間で解析――。従来の数十倍という高速の分析技術を、NTTが開発した。新技術は、膨大な情報、ビッグデータの活用に生かせるという。 「安倍晋三首相と麻生太郎副総理の距離は親密」、「維新の会の石原慎太郎共同代表は、全体の輪から離れた独特の立ち位置に」。日本の政治家約3千人について、ウィキペディアなどで一緒に記載されている名前やキーワードなどを分類したところ、巨大な「政治家相関図」ができあがった。 技術を開発したのはNTTの研究機関「NTTソフトウエアイノベーションセンタ」。ビッグデータの分野では、ソーシャルメディア上に散らばる人や物、場所など、複数の要素にまたがるつながりを見つけることが、重要になっている。1億人分のつながりを解析するには、これまで4時間程度かかっていたが、これを数十倍の速さに進化させた。 続きを読むこの記事の続きをお読み