霊性(スピリチュアリティ)やスピリチュアルという言葉は、カルトなどの反社会的勢力との関連から、負のイメージと共に語られることが多々あります。しかし、霊性の本来の意味は、万教同根であるはずの宗教がもつ共通要素、それは多くの宗教が説明している宇宙の成り立ち、超越的存在(神)との繋がり、生きる上での規範などの共通部分のエッセンス。同時に、宗教が持つ負の側面、すなわち他の宗教を否定したり、独自の観念体系や教義を強要したり、という拘束的な部分を取り除いたものを指します。 本シンポジウムでは、アクティビティを交えながら、現代社会とスピリチュアリティの関連性を学会でも認める研究の結果を背景に解説。科学的根拠を示しながら、研究者としての視点で令和の時代を迎えた現代社会における霊性の意味、その重要性に関して議論を深めたい。 日時:2019年12月8日(日)14:00~17:00 会場:池袋キャンパス8号館1