野宿生活の体験を小説に 12月13日 5時35分 川崎市の61歳の男性が多摩川の河川敷での野宿生活の体験を綴った短編小説が、作家の星野智幸さんらが主催する「路上文学賞」の大賞に選ばれました。 小説にはどのような思いが込められているのか、河川敷で野宿を続ける男性を取材しました。(ネット報道部・蔵重龍) 文学がつなぐ“路上と社会” 路上文学賞は、三島由紀夫賞作家の星野智幸さんと路上で生活する人々を撮り続けている写真家の高松英昭さんらが「ホームレスと社会が、文学を通して触れ合える場にしたい」と、5年前に始めたもので、野宿していたり野宿の経験がある人が書いた作品を募集しています。 4回目となる今回は、全国から29作品の応募があり、このうち最も優れた大賞に川崎市の川岸生男さん(ペンネーム/61)の短編小説「ネコと一人の男と多摩川」が選ばれました。 河川敷の野宿体験を小説に 作品は、川岸さんが東京