小生の娘は旅行好きの大学生だ。つい先日も友人と一緒に2泊3日で金沢を旅行した。帰京日に羽田空港に迎えに行った(何と甘い親でしょう)帰り路の車中で、楽しかった珍道中の出来事をあれこれと語ってくれた。 機関銃のように次から次へ出るエピソードが一息ついたところで、小生が運転しながら「そうか、そんなに楽しかったのなら、また行きたいだろう、今度は蟹が美味しい冬がいいぞ」と水を向けると、娘は即座に「もう行かない。あそこは一度行けば十分」と言うのだ。 意外な反応に驚いて理由を問うと、娘は幾つか金沢の良かった点(兼六園などの施設、ホテルと民宿での対応など)を挙げたうえで、「実は色々とがっかりした」ことを次々に列挙し始めた。 いの一番に挙げたのが、彼女たちが乗った市バス(正確には北鉄金沢バス)運転手の態度の悪さだ。 当地のバスは、後方のドアから乗り込んで整理券を取り、前方のドアから降りる際に近くに掲示されて
