2013年02月02日08:30 カテゴリ軍事 太平洋戦争に関するパプアニューギニアの人々の証言 日本の人類学者である斎藤尚文は、かつてアメリカの人類学者ゼレニエツに誘われて、ニューギニアのニューブリテン島のキレンゲ族の調査を行ったことがあった。彼らは隣りあった村に住み込んで独自に調査した。 そこで二人は第二次世界大戦のときについて、まったく異なった話を聞いた。 日本軍について、斎藤には、いかに彼らが寛容で協調的であり、友好的であったかを語ったのに対して、 ゼレニエツには、日本軍が寛容性を欠き、ちょっとした盗みでも厳しい処罰をしたことや、また家や聖なる仮面を こわしたこと、畑の作物をふざけて盗んだり、ココヤシを台なしにしたりしたことを話した。日本人の行う火葬も、 彼らには無残な処置にみえた。 一方アメリカ軍に関して、斎藤には、爆弾を落とされて困ったとか兵隊にとられて大変であったという。 し