この間、ジャーナリズムに関する映画もいくつか観たので、備忘録としてメモしておく。ジャーナリストを主人公にした映画には、ラブロマンスやコメディ、サスペンス、アクションなどが豊富にあるが、わたしが興味をもつのは実話・実録モノである。最近みた2作品のうちひとつはジャーナリストを対象としたノンフィクションで、もうひとつはジャーナリストが半生を回顧した作品の映像化である。いずれも論文書きのため観るのをがまんしていた。 アレックス・ギブニー監督『GONZO――ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのすべて』(原題:Gonzo: The Life and Work of Hunter S. Thompson、公開年2011) 山下敦弘監督『マイ・バック・ページ』(公開年2011) ギブニーといえば、『エンロン――巨大企業はいかにして崩壊したのか?』(原題Enron: The Smartest