昭和28年の「あまとりあ」11月号に、高橋鐵らと花電車の芸人(?)らの座談会が掲載されていて、これがなかなか面白い。全文はちょっと長すぎるので最初の方の一部をちょっと抜書きしておく。 (花電車というのは女性器を利用していろいろな芸をすることで、卵を割ったり、バナナを切ったり、筆で字や絵を描いたり、吹き矢で風船を割ったりとその芸はいろいろ。もともとはお座敷芸だったのが、戦後、ストリップへ流れた。花電車という呼称の由来は、「見るだけで乗ることができないから」ということから) 座談会の出席者は、高橋鐵、田口二州、西島實、山口林路の性科学・性風俗の研究者四人と、花電車の芸を持つ女性二人の六名。『花電車秘術実験報告』 花電車縁起 本誌:あなた方のような技術者(笑)は、戦後いつ頃から復興しはじめたのですか? A女:まア焼けあとがだんだんきれになって、バラックにもせよ。パンパン屋といったような家が立ちな