京都大など4大学の入試問題が試験中、質問サイト「ヤフー知恵袋」に同一名の人物から投稿された問題で2月28日、早稲田大、同志社大、立教大も被害届提出の検討を始めた。京都府警も同日、本格的捜査に乗り出した。回答の中に翻訳ソフトを使ったとみられる英文があったことも判明。府警では、この英文をそのまま用紙に書いた受験生がいたか調べる。また短文投稿サイトのツイッター上で、同名人物が京大試験でのカンニング自慢をしていたことも分かった。「正体」が徐々に絞り込まれてきた。 京大の担当者は28日午後、被害届を提出する予定で京都府警本部を訪れたが、この日はまだ提出に至らなかった。ただ、府警は本格捜査に乗り出す方針で、入試運営などに支障を与えた可能性があるとして、業務妨害容疑での立件を視野に投稿者特定作業を本格化させる。京大では「関係書類を提出したが、さらに事実関係を精査する。告訴するかどうかは早急に結論を出す」