筑波大学第三学群情報学類を卒業したのち、現在は、筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻博士後期課程3年。プログラミング言語や処理系に強い興味を持っている。現在の研究テーマは、プログラミング言語の構文解析アルゴリズム。Scala勉強会を不定期で行うなど、研究の合間にScalaの普及活動を行っている。 Scalaにはパーザコンビネータライブラリという、構文解析を行うための専用ライブラリが存在します。パーザコンビネータライブラリを使うことで、特定の用途に特化した設定ファイルやDSLのパーザを手書きで書くよりも簡単に書けるようになります。 本記事では、Scalaのパーザコンビネータライブラリの基本的な使い方から、パーザコンビネータを使ったJSONのサブセットのパーザの実装までを解説します。構文解析の実装手法に関する知識は前提としませんが、構文解析とはどのようなものか、という
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